2つの状態を行き来することによって人の意図を排除しつつ蓄積される変化による生成を行うResonant Irregularitiesと名付けたアートのアプローチをAIによる画像の生成技術で応用した作品である。本作ではデジタル化された画像と、それを言語化したPromptの2つの状態を行き来する。デジタル化された画像にはジャン=フランソワ・ミレーの”落穂拾い”を用いた。Stable Diffusion WebUIをツールとして使用し、オリジナルの画像をInterrogateClipによって言語化し、元の画像を言語化したPromptを使用してimg2imgで画像を再構成する。さらに新たに生成された画像をベースとして言語化と再構成を行う。このプロセスを自動的に繰り返すことで5500回あたりから徐々に収束を始め、このプロセスで生成された6000世代目が本作である。